人生哲学

何もしないという努力

僕たちは何もしないという状態を「良くない状態」だと思っています。

何もしないというのは時間がもったいないからです。1日中寝て過ごしてしまうようなことがあれば、「なにか1つでもできたはず…」と後悔をするでしょう。

「時は金なり」という言葉もあるぐらいですからね。それぐらい僕たちは何もしないという状態が人生において良い状態ではないと認識しています。

しかし、それは本当でしょうか?

「時間があるなら何かをしたほうが良い」とか「時間を無駄にしてはいけない」といった考えや価値観というものは、あくまでも人間が創り出した概念です。

その人間が創り出した概念を無条件に盲信するのはいかがなものなのかと僕は納得がいかないのです。かくいう僕も昔は時間があるなら何かしないともったいないと思う人間でした。

しかし今は何もしたくない時は正直に何もしないようにしています。当然「なにかしなきゃ…!」とエゴが反発していた時期もありましたが、今ではだいぶ落ち着いてきています。

何もしたくない時は何もしたくないなりに何か理由があるのだと考えているのです。

その声を無視して無理やり体にムチを打って行動するという生き方は僕にはもうできません。学生時代はそんな日々の連続でしたけど。

世の中には「努力をしないといけない!」という風潮がありますが、これは違う見方をすると「たくさん考えて、たくさん行動しなさい!」ということだと思います。

しかし「何もしない努力」も時には必要だと感じています。考えてはいけないし、行動してもダメ。コレって結構キツいです。だから努力なんです。

体や心は休まないといけないときもあるんです。だけど世の中の多くの人は毎日なにかに追われる日々を送っています。

それってほんとに追われる必要があることなんでしょうか?

人間って何もしないということは意外にも苦痛だったりします。よく「忙しい!忙しい!」といってイライラして慌ただしくしている人がいます。

しかし、そういう人は嫌で忙しいんじゃありません。好きで忙しくしているのです。忙しいことによって不安から開放されるからです。忙しい自分に満足感や安心感を覚えているんです。だから忙しい人は一生忙しいんです。

何もしていない自分を責める必要はないです。休んだって良いんです。全部自分のペースでいい。他人と比べる必要なんて全く無いです。

何もしないという努力があるんだということを1つ知っておいていただけると嬉しいです。ありがとうございました。

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