どうも、小松りょうです。
よく「この人はエゴが強いエゴイストだ!」とか「エゴはダメだ!」みたいな情報に触れることがあります。
機動戦士ガンダム・逆襲のシャアの終盤でも主人公のアムロがライバルのシャアに「そりゃエゴだよ!!」って言うシーンがありますね(笑)←わからない方すいません。
今回はエゴとは何なのか、そしてエゴがある理由についてわかりやすく解説していきます。
エゴとは?
エゴは別名、「自我意識」などとも呼びます。
エゴとは人間の「もう1人の自分」のようなものです。
エゴは利己的に物事を考える癖や、「あなたと私は別々の存在」というような「分離感」を持っていることが挙げられます。
そのため「分離意識」と呼ばれるときもあります。
また、「恐怖」や「不安」といった多くのネガティブ感情を生み出しているのもエゴです。
僕もそうでしたが、エゴが強い状態で生きていると最悪「人生が終わったのではないか?」と思うほどの挫折感や恐怖・不安等の感情を味わう経験をします。
これは「自我の崩壊」なんて言われ方もしますが、エゴが自分を支えるため、守るために依存してきたものが失われたときに起こります。
例えば代表的なのがお金、学歴、地位、名誉、肩書きなどです。(他にもたくさんありますし、人によって様々です。)
エゴはこれらのものと同一化することで自分を支えようとします。
サッカーに興味がない人が、サッカーのワールドカップで日本が勝って嬉しいのは自分のエゴが「日本人」と同一化しているからです。
いわゆるアイデンティティ(自我同一性)ってやつですね。
そしてこれらが失われようとすると、激烈な恐怖や不安を生み出し、全力で阻止しようとしてきます。(僕も学校を辞める時にめちゃくちゃ恐怖や不安がありましたが、これもエゴによるものです。)
よく耳にするような「一旦挫折をして、そこからは成功街道まっしぐら!」みたいなストーリーというのは、自我の崩壊を経て普遍意識に目覚めた典型的な例でしょう。(何を隠そう僕もその1人ww)
エゴをスピリチュアルの知識で裁いてしまう
冒頭でも言ったように、エゴってあまり良い印象がないですよね。
ですがエゴは悪者ではないですし、スピリチュアルの知識を元にエゴで生きている人を非難・否定するのはもっと違います。
エゴを中心として生きている人も、その人にとって必要な貴重なプロセスを踏んでいるだけなので、知識がある人間が横槍を入れる必要はないんです。
そもそも学んでいる人が学んだ知識を使って他人を裁き、「お前より俺のほうが上だ!」といったマウントを取るようなことをしていしたら、まさに本末転倒です。
そのような場面に遭遇するとつい「それこそエゴでしょww」と突っ込みたくなってしまいます。←これもエゴかもしれませんね(笑)
エゴの役割
じゃあ、エゴって何のためにあるのでしょうか?
神様は不必要なものを僕たちに与えません。(宗教みたいな言い方でゴメンね。)
人間にエゴがあるということは、「これを使って学んでね!」という神からのメッセージなのです。
結論を言うと、僕たちはエゴがあるからこそ、本当の自分(普遍意識)に目覚めることができるのです。
エゴがあることで相対的に「あ!これが本当の自分で生きるということなんだ!」ということを強く実感することができます。
エゴとは死ぬまでお友達
普遍意識で生きるということができるようになってきても、死ぬまでエゴとは付き合っていくことになります。
なので、エゴを邪魔者扱いするのではなくて、普遍意識の感覚を忘れないようにするための「道具」として有効活用してあげればいいんです。
エゴとお友達になっちゃいましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。